秋田県在住の外国人が見た大湯温泉郷「共同浴場」の魅力

秋田県在住の外国人が見た大湯温泉郷「共同浴場」の魅力

秋田県鹿角市大湯は開湯800年という歴史をもつ温泉郷です。温泉宿やホテルなど、宿泊施設も数多くありますが、「大湯温泉郷」の特徴といえば、地元民に愛される共同浴場があること。地域の方々が毎日通い、温泉とともに暮らしています。そんな秋田の浴場文化を知るために、秋田県在住のイラン人・ラハさんが現地を訪問。地元の方と交流してきました。 

秋田市から車で約2時間半! やってきました、大湯温泉郷。

秋田県在住の外国人が見た大湯温泉郷「共同浴場」の魅力 | ブランニューアキタ | アキタファン

大湯温泉郷の入り口に立つ、大きな看板。温泉地の雰囲気漂ってきました。

ここは秋田県北部・鹿角市のなかでも青森と岩手に隣接する場所です。

ここからさらに車で30分ほど走ると十和田湖があり、温泉はもちろん、渓流や滝も多くあって自然に恵まれた場所です。
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さて、本日大湯の魅力を体験し、皆さんにお伝えするイラン人レポーター、ヴァダティ・ラハさん。秋田美人の奥様と秋田市で暮らしており、秋田市川反でバーを経営している51歳の“イケオジ”です。

「コンニチハ、ラハです~! 大湯着きましたよ。まずは『道の駅おおゆ』にやってきました。ここには無料の足湯があるんですヨ、気持ちイイですねー。イヤー、景色素晴らしいです。イランの景色、思い出しますね。私はイランが大好きです。その次にニッポンが大好き。世界のいろんな国に行ったけど、ニッポンは本当に素敵なところ。そして、ニッポンの中では秋田が一番好きです。秋田は自然が美しい。そして、食べ物がおいしいね!」

おしゃべり大好きなラハさん。笑顔で日本を、そして秋田をべた褒めしてくれます。

「私、十和田湖行ったことある。大きな大きな湖、ね。とても素晴らしい場所で、1泊の予定だったのに3泊したよ。美しい、素敵な場所です。大湯からもすぐですね」
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道の駅のなかには、鹿角のものだけではなく、全国各地の商品も。

道の駅おおゆの入り口に、温泉マップがあります。情報収集にはうってつけです。マップを見ていると、スタッフの三上さんがラハさんに説明してくれました。

「この地域は約800年前に自然湧出した温泉郷です。温泉宿だけじゃなく、共同浴場といって地元の人が主に使うところもあります。もちろん、観光客の方も使えますよ」(三上さん)

「三上さんも行きますか?」(ラハ)

「そうです、僕も毎日入ります。共同浴場は4つあるんですが、僕が行くのは“下の湯”ですね」(三上さん)

「シモノユ??」(ラハ)

三上さんの説明によると、上の湯、下の湯、川原の湯、そして荒瀬という4つの共同浴場があり、地元の方は自分のお気に入りのところにほぼ毎日通うのだとか。

「大湯の温泉は熱いんです。とくに4つのうち、荒瀬共同浴場はとても熱い。熱いのは大丈夫ですか?」(三上さん)

「イランにも、温泉あります。とても熱い温泉もあるから、私はヘーキですよ!」(ラハ)