蔵にはラボが設置され、酵母の培養・発酵実験や、試験醸造から派生した特異な菌の研究も行われてしました。ここで得られた知見は味噌、しょう油の醸造や、蔵のカフェで提供する料理に生かされているとのこと。ラボでの研究がきっかけとなり始まった、自社酵母によるワインづくりも大詰めを迎えているそうで、敷地内では先行してセラー兼販売スペースの設置準備が進められていました。
注目すべきトピックは、ほかにもあります。蔵ツアーの新たな呼び物となりそうな茶室の新設工事が進行中で、チャレンジングな醸造を行うための麹室の新設工事も進行中。また現在ディナーのフルコースで実施しているもろみ蔵でのスターター(前菜の前に出される料理)の提供を発展させ、麹室の前で実験的な料理を振る舞う計画もあるようです。
次回訪れたときには、きっと目に映る景色が一変していることでしょう。