座敷蔵は大正10年(1921)に建設されました。基礎・土台には院内石、煙返しの踏み段に黒御影を使用し、土蔵の側廻りは白黒の漆喰塗りを施し、開口部を磨き漆喰で仕上げる贅を尽くした造りとなっています。また、主要な部材は杉、欅、栗材で構成され、4寸8分の栗の通し柱を1尺5寸間隔に並べ、磨き漆喰の塗込壁で仕上げとしています。小屋組も他の土蔵とは異なり、洋小屋組(トラス構造)を意識した大寸法の梁・母屋・棟木を組合せた合掌構造としています。現在では入手不可能な良質な材料を惜しげもなく使用し、大工や左官工の技術の粋を結集させ造り上げられた究極の蔵と呼べる土蔵といえます。
漆蔵資料館は、現在、「マンガ原画アーカイブセンター」としてマンガ原画の保存に係る相談窓口及びその一時保存場所として活用されています。
※見学可能。飲食不可。
住所 |
横手市増田町増田本町5 |
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電話番号 |
0182-23-6915 |
利用時間 |
10:00~17:00 ※冬期間は16:00閉館 |
休日 |
第3火曜日(当日が祝祭日の場合は直後の平日)、12月29日~1月3日 |
利用料金 |
無料 |
公式URL | ・漆蔵資料館 https://www.city.yokote.lg.jp/masuda/1001614/1004395.html ・マンガ原画アーカイブセンター https://manga-genga-ac.jp/ |